食事と夜景に負けないホスピタリティを提供するのは大学生 天外天で記念日ディナー

結婚記念日を大分過ぎたある日、私たち夫婦は何のイベントもしていなかったことに気が付きました。

せっかくだから、普段行かない(行けない)ようなお高めディナーがしたい!

と思い、ネットを漂流すること数時間。キャセイパシフィックのサイトをはじめ、様々な情報サイトやブロガーさんが紹介しているHotel ICONの「天外天」に乗り込むことにしました。

天外天 Above & Beyond

公式HP(日本語ページ)

天外天料理

天外天が入っているHotel ICONは香港理工大学が経営するホテルで、ホテルおよび観光管理学院(School of Hotel and Tourism Management)の生徒たちの実習の場所にもなっています。ですから、ホテルで見かけるスタッフさんはみんな若いです。天外天で唯一ベテラン風おじさまスタッフをお見かけしましたが、その方以外はみなさん20代のように見えました。おじさまスタッフはもちろんのこと、若者たちの接客技術もすばらしく、予約当初の「まあ、みんな学生さんだからそこまでクオリティの高いサービスは受けられないだろうな」となめてかかっていた自分をひっぱたいてやりたいです。

あの子たちはただ頑張ってるだけじゃないよ!お客さんの前に出しても恥ずかしくないレベルをゆうに超えた接客技術持ってるよ!あんた(私)があの子たちのホスピタリティうんぬんを語るんじゃないよ!

オンライン予約もできますが、私たちは当日の2日ほど前に電話(英語)で予約しました。19時で予約をお願いすると、電話応対のスタッフさんから「19時15分を過ぎたら自動的に予約が取り消されます」とアナウンスされました。当日は香港島側からバスで紅磡駅まで向かったのですが、途中道路渋滞でヒヤリとさせられたので、土日の夕方に予約された場合は時間に余裕を持っていくことをおすすめします。

ギリギリで予約したため、窓際のベストポジションには座れなかったのですが、このお客さんが到着するまでの1時間ぐらいは壁際の席から、香港の夜景を堪能することができました。

天外天夜景

19時頃の夜景(左)と20時頃の夜景(右)

アラカルトだと1品あたりのお値段がお高めで、2人で色々なものを食べるにはコースの方が割安なんじゃないかと思い、今回はコースで注文することにしました。小籠包が食べたかったのですが、コースに含まれていなかったので、これだけ単品で注文することを検討したのですが、この時間帯の点心はやっていないということなので、今回は泣く泣くあきらめました。

お通しのナッツ

お通しのナッツ(手前)。奥にある2種類のソースを使い忘れていたことにコース終了後に気づくという痛恨のミス

いくつかあるコースの中から今回注文したのは「Chef’s Recommendation Set Dinner」798HKD。1HKD=15円で換算すると1人あたり12,000円弱といったところでしょうか。
コースが来るまでに、お通しのように提供されるのがナッツ。暗がりだったので「みそピー?」と思いましたが、違います。でも甘くコーティングされていて、おいしかったです。ビールと一緒に食べたのですが、お茶と一緒に食べるとおいしいかもしれない。

3点盛り

①五香安格斯脆腩片②冰燒三層肉③蒜拍青瓜

コースの始まりは3点盛り。①五香安格斯脆腩片②冰燒三層肉③蒜拍青瓜と書いてありましたが、英語も広東語もわからないのでなんとなくですが、①はアンガス牛ばら肉のステーキ②は豚の三枚肉のカリカリ焼き(チャーシュー)③はきゅうりのガーリックマリネだと思います。①の牛肉は、想像していたよりもはるかに上回る柔らかさにびっくりしました。素材の味を全面に出した、くせのない味でおいしかったです。最初の一口目がこのお肉だったので、天外天への期待が一気に高まりました。②のチャーシューは皮がカリカリに焼かれていて、脂肪分の脂っぽさもなく、赤身部分も柔らかくて食べやすかったです。①と②は、正直もっと食べたかった…。③はマリネと英語で書かれていたんですが、そこまで酸っぱくなくて①と②のお口直し的ポジションでした。私はお肉が大好きなので、①1枚目→②1枚目→③全部→①2枚目→②2枚目の順で、お肉を大事に大事に食べました。

干しホタテのスープ

瑤柱螺頭燉菜膽

2品目は瑤柱螺頭燉菜膽(干しホタテのスープ)。写真だと沈んでいて見えないのですが、干したホタテがまるまる1個入っていて、良い出汁を出してます。英語だと「Double-boiled Dried Sea Whelk Soup with Brassica and Conpoy」と書かれていました。Brassicaを調べるとアブラナ科(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーとか)と出てくるんですが、私はスープに入っている野菜が玉ねぎみたいなネギ系の何かだと思って食べてました。

伊勢エビのガーリック蒸し

蒜蓉開邊龍蝦。蒸籠に入った状態で持ってきて(左)、スタッフさんがサーブしてくれる(右)

来ました!メインの蒜蓉開邊龍蝦(伊勢エビのガーリック蒸し)。ガーリックがたっぷりのっかった伊勢エビをスタッフさんが蒸籠に入った状態で持ってきて中身を見せてくれた後に、お皿にサーブしてくれます。ガーリックの味が強いのかな、と思いきや、こちらも素材の味をメインに感じられる味付けで、本当に本当においしかった…。「食べる前にご飯の写真を撮るやつウザーい!」と罵る人に言いたい。この伊勢エビは絶対に写真におさめたほうがいいです。食後、この伊勢エビ写真を振り返って見れば、この味が舌にリフレインされるような幻覚が味わえます。本当に癒される…。

ハタのフィレと長ネギ

香蔥爆斑球

折り返し地点となってきました。メインの次は香蔥爆斑球(ハタのフィレと長ネギ)。ハタに塩味のシンプルなあんかけソースがかかっていました。ネギ塩ソースという、日本人の大好きな組み合わせです。一切れを一口で食べきれる小ぶりなサイズで、メインの後にはちょうど良い量だと思います。

スプラウトと魚出汁のスープ

魚湯浸菜苗

魚の次は魚湯浸菜苗(スプラウトと魚出汁のスープ)です。一瞬、「あれ?またスープ?今度はシチュー?」と思いました。確かに英語だと「Stewed Vegetable Sprouts in Fish Broth」なんですけど、私たちが知っているあのシチューではなく、魚の出汁がしっかりきいたスープでした。白いから牛乳は入っているんですかね。あんまり牛乳の味はしなかったですけど、魚だけでこの色になるのかちょっとわからないです。ただ、サラサラスープなので小麦とかは入ってないと思います。塩味で野菜も食べやすいスープなので、家で作ってみたいなと思いました。あら汁すら作ったことがないので、道のりは遠そうですが…。

きのこの蒸餃子とチャーハン

松露竹笙野菌餃伴荷葉飯

食事もラストとなりました。松露竹笙野菌餃伴荷葉飯(きのこの蒸餃子とチャーハン)です。この葉っぱで巻かれたチャーハンを見て、動揺しました。

この葉っぱ高菜?食べられるの…?
恥を忍んで、スタッフさんに聞きました。この葉っぱ、食べられません。この葉っぱの正体は蓮の葉で、香りや飾りとして楽しむだけだそうです。みなさん、お気をつけて。食べられないとなると、葉っぱをよけるのがちょっと面倒ではありますが、ご飯一粒残らず食べてしまいました。チャーハンはオイスターソース味で、干し貝が少し入っていました。キノコの餃子は皮が甘くてそのまま食べられます。
…とここまで書いて気が付いたのですが、私たちが最後まで手を付けるのを忘れていた2種類のソースはここでつけるべきだったのかもしれない。

マンゴーとパッションフルーツのシュークリームとホワイトチョコレートクリーム

芒果熱情果泡芙配白朱古力忌廉

食事のあとはお待ちかねのデザートです。芒果熱情果泡芙配白朱古力忌廉(マンゴーとパッションフルーツのシュークリームとホワイトチョコレートクリーム)です。板チョコの下にあるのがシュークリームなんですが、これもすごくおいしかったです。クリームは甘酸っぱくて、シューが甘めで、やわらかい。まあ、シュークリームのシュー生地はたいてい柔らかいんですけど、このシュークリームのシューは本当に柔らかいです。食べやすい一口サイズなんですが、パンパンに詰まったクリームが口の中で破裂しやすいぐらいの柔らかいシューです。周りに置いてある小さいクッキーもクリームにつけながら食べました。

天外天で食事をしている客層は様々でした。年配のご夫婦、友達数名、小学生ぐらいの女の子2人を連れた家族連れの方もいました。他にも少し離れた席から日本語をしゃべっている5歳前後の男の子と女の子らしき声も聞こえてきたので、お子様連れの家族旅行の贅沢ディナーにおススメです。

ちなみに、Deliverooもやっているみたいなので、ホテルまで配達してもらうのも手かもしれません。ただし、お店から離れた場所には配達してくれないようなので、ご注意を。配達地域を入力して配達可能かどうかをご確認ください。

天外天 Above & Beyond

※Open Riceに飛びます

Hotel ICON, 17 Science Museum Road, Tsim Sha Tsui


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