前回、銅鑼湾のヴィクトリアパークで開催中の工展會で遊んだ話をレポートしましたが、実はこの日…私はオクトパスを落としてしまいました!
落としたことに気がついたのは、天后駅。改札を通ろうとバッグの中をゴソゴソするもない!
最後にオクトパスを使った記憶があるのは、タイムズスクエアの下にあるcity super。落としたとしたなら、多分あそこだ。
香港で暮らすことが決まった時に、知人が「オクトパス使わないからあげるよ。10年ぐらい前のだけど、よかったら使って」とお餞別に譲ってくれたため、私はこの地に到着した時からずっとオクトパスに頼って生きてきました。だから、切符を買ったことがなければ見たこともない。噂によるとカード型らしいが、どんなシロモノか全く想像できないし、購入方法もわからない。

しかし、ふと目に入った看板を見て私はある事を思いつきました。

天后駅で購入できるオクトパス

実は以前、広東語の先生にミニオクトパスを自慢され、私も買おうかどうが迷っていたのです。

先生のオクトパスとミニオクトパス
…本当にかわいい。キーホルダーとしてもかわいいし、もしもの時(オクトパスを落とした時や忘れた時)にあれば便利だろうな、と思い購入を検討していました。

早速、この看板を写真に撮り、指差しで窓口の人に注文しました。
ミニオクトパス 迷你八達通
看板に載っていたものを指さしで注文したので、12月11日から発売されたブラックのミニオクトパスが出てきました。こちらはエアポートエクスプレス、ディズニーランドリゾート駅、馬場(英語だとRacecourse、…競馬場のことなのかな)以外のMTRの駅で購入することができます。

2017年12月11日に発売された新・ミニオクトパス
ミニオクトパスは、2017年12月の時点で成人用(通常料金)2種類と長者用(65歳以上)1種類の合計3種類あります。
香港旅行のお土産にも、サブとしても
ミニオクトパスを購入するときにチャージ金額を言えば、駅員さんはパッケージから出さずにそのままチャージしてくれます。その名の通り、通常のオクトパスよりも小さいので、駅に設置してある自動チャージ機ではチャージすることができないため、窓口でチャージします。(たしか、セブンイレブンでもチャージできるそうです)
落としたオクトパスが見つかったら、購入したミニオクトパスは、とある人物にあげようと思っていたので、私はパッケージに入れたままピッピピッピと駅の改札に入ったり、バスに乗ったりしていました。
そんな時、ふと「そういえば、香港旅行(10年近く前)で買ったオクトパスは返金せずに、日本に持ち帰った挙句、捨てちゃったなぁ」と思い出しました。「もったいないことを!」と思われるかもしれませんが、オクトパスを捨ててしまった当時の私は、

その大きなきっかけが、移住になろうとは!
何度も遊びに行っている台湾の悠遊カードもかれこれ10年選手ではありますが、これだって初めての台湾旅行で購入した物は、うっかり捨てたか失くしたかで、2代目なのです。
もうね、こういうだらしないことを自覚している人や、すぐに使うアテがあるかどうかわからない物を手元に置き続けることが苦手な人が初めて香港に旅行するならこちらのミニオクトパスカードを購入してはいかがでしょうか?

本当にその通りで、ミニオクトパスは通常のオクトパスとは異なり、買い取りなので購入金額の85HKDとチャージされているお金を返金してもらうことはできません。
しかし、空港からホテルまでの送迎付きのツアーを申し込んだ人は当然トラベルパスは不要ですし、通常のオクトパスも発行から90日以内のデポジットと残金の返金には手数料9HKDがかかります。
この9HKDっていうのが微妙なところで、日本円にすれば150円もしないので、きっぱりした性格の人はサクッと返金処理するのでしょうが、旅行があまりにも楽しくて「またいつか香港に来るかもしれないし。それに返金にお金がかかるし…」と、そのまま持って帰ったのはいいものの、ちゃんと管理ができなくてどこかに失くしてしまったという人、絶対私以外にも一定数いるはずです。
だからこそ、そんなあなたにミニオクトパスをおすすめしたい。キーホルダーというICカード以外の用途があれば、日本に帰ってきても常に目に入るところにミニオクトパスを取り付けるでしょうし、思いがけない「2度目の香港」にも対応できるのではないでしょうか。
ちなみに通常のオクトパスに関する説明はこちらです。
ミニオクトパスは誰にプレゼントしたのか
オクトパスカードが見つかりましたぁぁぁぁ!ありがとう拾ってくれた人(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎) t.co/8VTMonJQtS
— フラフラホンコン (@flaflahk) 2017年12月22日
落としたオクトパスは何とか見つけることができました。しかも、落としていたのは当初睨んでいたcity superではなく、工展會でした。前回の記事を見ていただければ、少しでもご理解いただけるかと思いますが、あの大混雑の中、落ちてたオクトパスを見つけて、拾って、届けてくださった方には本当に感謝です。
ありがとうございます。パスケースに入っていたのと、ヴィクトリアパークで開催中の工展會で落としたのが、ラッキーポイントだったようです。届けてくれたこともですけど、あの人混みでよく見つけてくれたな…という気持ちでいっぱいです😅
— フラフラホンコン (@flaflahk) 2017年12月22日
オクトパスが無事に戻ってきたので、今回購入したミニオクトパスは夫にプレゼントしました。本当は自分用にも欲しいところなのですが、ミニオクトパスの存在を先生から教えてもらった時、夫ほどコレを持っていた方がいい人物はいないんじゃないかと考えていたからです。
夫はいつも靴箱の上にオクトパスを置いていて、靴を出すときにオクトパスも一緒に取って外出します。しかし、この一連の作業が割と高い頻度で崩れるのです。
ある日は、家を出て5分ほど経ってから

またある休日には、


あなたのオクトパス貸して!
はたまた別のある日には、家を出て、やっぱり5分ほど経ってから

一例として3つ書きましたが、このやり取り実際にはもっとやってます。どこに置き忘れたかがはっきりしている時はいいのですが、

あ、違う、やっぱり昨日のバッグかも!
ない?じゃあ、昨日のスラックスかも!
なんていう日もあって、何もない日ならまだいいのですが、海外出張で早朝に家を出た日に、このやり取りをしている時には本当に冷や冷やします。さっさと私のオクトパスを貸した方が早いのですが、私だっていつもいつもしっかりチャージしているわけではないので、貸したところで、チャージする時間、細かいお金を用意する時間が取られる可能性もあるわけです。(自動チャージ機は500HKD札が使えません)

そう言って、夫から差し出されたのは会社のロッカーの鍵でした。この鍵がないと仕事ができないから、通勤バッグの中に入れっぱなしにしているらしいのですが、「だったら、オクトパスも通勤バッグの中に入れっぱなしにしとけ!」という話です。もちろん、これも何度も言っているのですが、なぜかかたくなに拒否するので、ロッカーの鍵に取り付けてやりました。

これで、何とかしろ。今なら150HKDぐらい入ってるから
二度寝しても問題ないぐらいの早朝に、このやり取りするの本当にしんどいのよ…。
現時点では、「今日、オクトパス家に忘れちゃったから、ミニオクトパス使ったよ」という話を聞いていないので、まだ活用していないようですが、お守り代わりにミニオクトパスを持たせているというだけで、私の精神的負担は大分減りました。
ただ、こないだはオクトパスではなく、社用スマホ忘れて出勤したので、慌てて家に呼び戻しました。こればかりは、「ミニスマホ」というわけにもいかないので仕方がないのですが、負担はなかなか解消しない…。
ちなみに、ミニオクトパスの他にもキャラクターのキーホルダータイプのオクトパスもあるようです。一見、「小児用?」と思いますが、ほとんどが成人用です。小児用の方が少なくて、ミニオン(1種類)とB.Duck(1種類)とスマイリー(2種類)の合計4種類、長者用はスマイリー(1種類)のみです。また、オンラインショップでは販売されていないようですが、腕時計タイプのオクトパスもあります。
何回も香港に行く予定があるなら、通常のオクトパスが一番便利だと思いますが、自分の好きなキャラクターや好きな形のオクトパスを買うのも、香港旅行・香港生活を楽しく便利にしてくれるのではないでしょうか。一度、ご検討を!
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