香港文化に肩まで浸かれ! 好香港好香港@灣仔に行ってきた(8/29まで)

前回、中環・香港大會堂で開催されていた「Very Hong Kong Very Hong Kong(好香港好香港)」に乗り込んだ感想をレポートいたしましたが、今回は灣仔・動漫基地で開催されている同イベントに乗り込みました。

Very Hong Kong Very Hong Kong(好香港好香港)

公式Face Book

さて前回、私は「Very Hong Kong Very Hong Kong」について下記のように説明しました。

「Very Hong Kong Very Hong Kong」はファッション・映画・音楽・プロダクトなどの香港文化を11のカテゴリに分け、それぞれを2つの期間に渡って展示するイベントです。

出典元:香港文化に足を突っ込め! 好香港好香港@中環に行ってきた(8/20まで)

今回、灣仔の「Very Hong Kong Very Hong Kong」に行って、改めてわかってきたことを補足して説明しなおしたいと思います。

「Very Hong Kong Very Hong Kong」はファッション・映画・音楽・プロダクトなどの香港文化を11のカテゴリに分け、2つの期間に渡って展示するイベントです。
陳幼堅氏と又一山人が各カテゴリの優れているものを選出しています。
前回は、誰が選んで展示しているかっていうのが全く分からないまま見ていましたが、今回は少しだけ趣旨を理解して見ることができました。

ちなみに展示品を選出したお二人ですが、陳幼堅(Alan Chan)氏はインテリアデザイナーで、又一山人こと黃炳培 (Stanley Wong)氏はデザイナー・写真家だそうです。
ああ、英語か広東語どちらか一つでもスラスラ読めることができたら、中環の展示ももっと楽しんでみることができたかもしれないのに!ああ、もったいない…。
でも、ただ見るだけでも十分楽しめるこのイベント。今回もじっくりとあれこれ見てしまいました。

Very Hong Kongスケジュール

会場である灣仔・動漫基地(Comix Home Base)は中環・香港大會堂で使用した会場と比べると面積はかなり狭いです。中環・香港大會堂が1つの部屋ですべての展示物を収めていたのに対し、動漫基地では2階から4階までの3フロアに渡って展示をしていました。

動漫基地外観

灣仔にある動漫基地はお店に囲まれた場所にしれっと建っているので、通り過ぎないようにご注意を

今回は4階の「広告」、3階の「メディア」「建築」「空間設計」、2階の「漫画・イラスト」の順でまわりました。何度も書いていますが、大事なことなのでさらに書きますが、英語も広東語もさっぱりな私でも見るだけで十分楽しめるイベントでしたので、撮影した写真(一部、他のサイトからの引用)を少しご紹介したいと思います。画像についているキャプションは話半分以下で読んでください。

広告

【広告】
左:入ってすぐの場所に展示されている朱家鼎(マイク・チュー)氏の展示
右:広告部門で選出された作品

ワンフロアの面積が狭いからなのか、選出された広告作品を紹介する映像は、テレビではなくDVDプレーヤーとヘッドホンで流されています。この日は平日の夕方だったので、一つ一つをゆっくり見ることができましたが、休日はもしかしたら並ぶかもしれないですね。映像を写真撮影するのは難しかったので、気に入った作品を動画サイトなどで探してみました。
(1)香港家庭計劃指導會 兩個夠晒數

出典元:1975 兩個夠晒數 Two is EnoughTheFPAHK

こちらの作品は「広告歌曲」というテーマで選ばれた4作品のうちの一つで、香港家庭計劃指導會(TFPAHK)が1975年に作った「兩個夠晒數 Two are enough」というCMです。YOU TUBEでは「Two is enough」となっていますが、展示は「Two are enough」と記載されていました。コミカルなメロディーが耳に残るのと、一つの家庭を舟で表現しているのが面白いなと思いました。ところで、このCMは「ふたりっ子推奨」という意味…なんですよね?広東語歴1カ月の私には「2人で十分」と「女の子もいいし、男の子もいい」ぐらいしかわかりませんでした。

兩個就夠晒數のクレジット兩個就夠晒數のクレジット
兩個就夠晒數の歌詞兩個就夠晒數の歌詞

(2)惠康Wellcome 慳得一蚊 得一蚊

出典元:惠康 慳得一蚊 得一蚊wellparkwah

香港ではおなじみのスーパー惠康Wellcomeの2008年のCMです。小さい女の子が「お父さんが稼いでくる1ドルの大切さ」を考えているCMで、「1ドルでも安く売ります!」とストレートに訴えられるよりも好感が持てました。私が買い物をする時に、買うものの値段をちゃんと時給換算して考えるようになったのは、割と最近のことだというのに、この女の子はなんて偉いんだ!!

(3)垃圾蟲 清潔香港廣告

出典元:垃圾蟲 歌The584167

1970年のCMで「Clean hong kong」というテーマ流されていたようです。この掃除をしているそばで、ごみを捨てられた時の激しく腹が立つ気持ちわかるわ~。殴りかかりたくなる気持ち、本当にわかるわ~。この凶悪な輩の写真もしっかりおさめてきました。垃圾とは「ごみ」なんですが、蟲は「怪獣」ってことなんですかね?

垃圾蟲

街にごみをまき散らす凶悪犯・垃圾蟲

新聞

【メディア】
左上:1979年の電視日報。1面に日本の昭和のスターが掲載されている
右上:1983年の年青人周報。こちらにはマッチさん主演映画のハイティーンブギに出演した武田久美子さんが特集されている
下:1960年代の華僑日報(左)と1963年発行の體育(右)

児童楽園

【メディア】
左上:1953年創刊の児童楽園
右上:なんか楽しそうで気に入った表紙
右下:浦島太郎が出てくる直前を思わせる表紙
左下:ドラえもん

児童楽園の表紙は全体的に楽しそうなんですが、見方によってはちょっとシュールなので私のツボでした。特に気に入ったのは、インスタにもアップしたこちらの表紙です。

號外

【メディア】
左:金城武氏が表紙の號外。若い!
右:トニー・レオン氏が表紙の號外。ステキ!

建築

【建築】
左:建築コーナーを表示するパネル
中央:灣仔にある巨大マンション・勵德邨(Lai Tak Tsuen)のパネル
右:志蓮浄苑/南蓮園池のパネル

空間設計

【空間設計】
上:陸羽茶室
中:上海灘でおなじみ鄧永鏘(David Tang)氏の策劃的空間
下:楊志超 (Douglas Young)氏が手掛けた旺角にあるスターバックス洗衣街店

お気に入りの椅子

ちなみに、私はこの椅子が欲しいです

ここでいったん、「Very Hong Kong Very Hong Kong」から離れてしまうのですが、3階の「建築」コーナーの隣には、香港知専設計学院の生徒さん(?)の作品と思わしき展示がありました。

香港知専設計学院の生徒さん(?)の作品

香港知専設計学院の生徒さん(?)の作品

なぜ、これを途中で挟んだかと言いますと、それはまずこちらの作品をご覧ください。

漫画・イラスト

【漫画・イラスト】
李惠珍氏の「13點(Miss 13 Dots)」

13點(Miss 13 Dots)」は1960年~1970年代に連載された漫画で、主人公は13點という名前だそうです。正直、私にはここまでしかわかりませんでした…。ただ、2階の「漫画・イラスト」コーナーの目立つところに展示されていたので、「人気があったんだろうなぁ」ぐらいに思っていました。しかし、ここでふと「あれ?さっき見た香港知専設計学院の展示の中で同じ『13點』っていうタイトルの作品あったような気がする…。」と思い、3階に戻ってもう一度香港知専設計学院の生徒さん(?)の作品を見に行きました。
すると、ありましたありました。

13點

左:「13點」の展示
右:香港知専設計学院の生徒さん(?)が「13點」をイメージして作成した作品

wikiで調べたところによると香港知専設計学院って、日本の短大に相当する学校らしいのです。ということは、この作品を作った生徒さんたちはおそらく20歳前後だと考えられますよね。作品が連載されたのが1960~1970年代、当時愛読していた少女たちの子供…もしかしたら孫ぐらいの年齢ですよね。「13點」が香港では世代を超えて愛されている漫画だというのが、香港知専設計学院の生徒さん(?)の作品を通して知ることができました。

話しはそれますが、ずっと気になってる香港の建築事情

以上で、「Very Hong Kong Very Hong Kong」のレポートは終了なのですが、ごく一部しか載せてないはずなのに盛りだくさんになってしまいました…。動漫基地に来たのは初めてだったのですが、結構ごちゃごちゃした街中にある建物だったので、あんまり広くないのかなと思ったのですが、香港大會堂と比べれば狭いものの、上から見た時の敷地面積はまあまあありました。

動漫基地

3階の渡り廊下(?)みたいなところから見下ろした写真。中庭が思った以上に広かった

香港の施設って、なぜこんなに大きな吹き抜けを作るんですかね。全体の面積のほとんどは吹き抜けのために使われている気がします。「香港は土地が狭いから!」とか言う割には、吹き抜けにかける熱量が半端ないと思います。

公共施設といい、商業施設といい…。
吹き抜けを埋めれば、もっと展示できるし、もっとテナント料も稼げるだろうに!

「建築」に展示されていたHSBCの設計図や、勵德邨の写真を見て、圧巻な吹き抜けにびっくりすると同時に、「デッドスペース…」とか考える、スペース貧乏性な自分を思い知らされました。

「Very Hong Kong Very Hong Kong」の展示は全体的に面白かったのですが、正直なところ「建築」と「空間設計」は直接見に行ってみないとその素晴らしさを実感することは難しかったです。だからこそ、「涼しくなったら、勵德邨と志蓮浄苑を見に行こうかな」と思えてきて、香港を楽しむいい情報収集になったと思います。

お暇な方・たまたま香港に居る方は、ぜひ29日(火)までに「Very Hong Kong Very Hong Kong@灣仔」に乗り込んでみてください。

Very Hong Kong Very Hong Kong(好香港好香港) 動漫基地

7 Mallory Street, Wanchai, Hong Kong


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